第二次世界大戦で視覚に障がいを負った軍人のリハビリ用として考案された競技で、パラリンピックの正式種目になっています。選手は視力の程度に関わらず、「アイシェード」というゴーグルを使用し、視界を閉ざした状態から、鈴入りの専用ボールの音を頼りに攻守を繰り返し、得点を競い合います。ボールの動きを読むには「音」が非常に重要なため、競技中は選手だけでなく、観客も静かにしていることが求められ、「静寂の格闘技」とも言われています。
男子日本代表チームは、2017年、2019年IBSAアジア・パシフィック選手権大会で銅メダル獲得、女子日本代表チームは、2012年ロンドンパラリンピック競技大会で金メダル獲得、 IBSAアジア・パシフィック選手権大会で三連覇達成(2015、2017、2019年)の実績があり、男女ともに今後の活躍が期待されています。
一般社団法人 日本ゴールボール協会